新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガーと診断され(2014年夏)、今は社会人1年目です。社会で辛い思いをしている発達障害者の方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指してます。また、読者の方にも記事を書いてもらえる、という試みを始めました。発達障害をテーマに書きたいことがある方は、その旨と、記事を投稿すると仮定した場合の文章をそのまま、コメント欄で投稿してもらえればと思います。

こんにちわ、まことです。

前回の記事に引き続いて、今回も、アスペルガーの特性を
受け止めたうえで就活で内定をとるにはどうすればいいのか、
あくまでも個人の経験に基づいて書こうと思います。

今回は2つめ、「表情」です。

これは当てはまる方と当てはまらない方がいると思います。
が、アスペルガーの方には、気持ちと表情が一致しにくい方が多いようです。

一番よく聞くのは、自分は楽しいと思っているのに、
無表情のままなので、その楽しいという気持ちが相手に伝わらなかったり、
といったことでしょうか。

僕の場合は少し違って、どんな時でも笑顔になってしまうという特性です。
「怒った顔をして」とからかわれて、全力で怒った顔をしようとしても、
全くできずに結局笑顔になり、周りから爆笑された経験もあります。

笑顔?いいじゃないか、と思う方もいるでしょう。
第一印象で「笑顔がいいですね」と言われることもよくあります。
おそらく良い方向に働くこともあると思います。

しかし例えば、こんなことがありました。
とある会社の1次面接が、少し圧迫面接だったんですね。
(圧迫面接とは、面接官があえて学生さんに対して、辛口なコメントをしたり、
嫌な態度をとったりすることで、学生さんのストレス耐性を確認しようとするものだそうです)

で、僕はその会社に不採用になることを、面接会場で、面接官から直接伝えられたのですが、
その時に言われたことは、「笑顔は大切だけど、あなたの笑顔はへらへらしているから、
真剣さが伝わってこない。真面目な話をしている時は真面目な顔をしてほしい」ということでした。

僕としては、へらへらしてるつもりもないし、いたって真面目に面接を受けているつもりでした。

しかし、周りから「何をしてても、いつも笑顔だね」と言われる僕は、
こういった面接の時も、話す内容に限らず笑顔だったんでしょう。

そういえば昔、アルバイト先でお客さんに怒られているときに、
誠意をこめて、(お客さんが怖すぎておびえながら)「申し訳ありません」と
謝った時も、「何笑ってるんだ」とさらにお客さんの逆鱗に触れてしまったことがあります笑

自分が怖いと思ってても、表情は笑顔になってるんだ、と実感しました。

とにかく、その面接がきっかけで、表情は大切だということを知りました。
正直、意識して表情を変えながら話すということはほとんどしてこなかったので、
どうすれば真面目な顔で話せるのかは分かりませんでした。

が、僕の場合、話を聞いているときだけは真顔になれると分かったので、
真剣な話をしてる時は、意識して真顔で聞くようにしました。
「はい」とうなずくときも、口だけを動かすように頑張りました。
真面目に話すときも、勝手に目が細くなってしまうので、目を見開いて話すようにしました。
それでも、今自分がどんな表情になってるのかは、実際に鏡を見ないと
確認はできないので、きちんと適切な表情で話せていたかは分かりません。

そして、元々持ってる「笑顔」という本来ならば長所であるポイントを、
ここぞという時に全力で使うというか、笑顔になるべき時(楽しい話をしているときや、
面接官も笑顔でいるときなど)はいつも以上に笑顔になるようにしました。

その結果、かどうかは分かりませんが、なんとか1社から内定をいただきました。

さて、結論です。
アスペルガーの方が就活において気をつけるべきこと。
表情に気をつけましょう。

しかしなかなか難しいことです。
そこで、自分の表情を活かせる会社さんを受けるというのもいいかもしれません。

例えば何を話してても無表情のことが多いという方の場合は、
真面目で地道さを求められる会社さんを受けるというのはどうでしょうか。

僕みたいに常に笑顔でいる方よりも、真顔で淡々と真面目に語る方のほうが、
もしかしたら「真面目な方だ」という印象を持ってもらえるかもしれません。

会社さんによっては、面接官も淡々と無表情でいることもあるので、
そういった会社さんには合ってる可能性が高いといえるのではないでしょうか。

ただ逆に、いわゆる明るい方が多く、エネルギッシュな会社さんだと、
表情豊かな人のほうが社風にあうと判断されてしまうかもしれません。

これはあくまで僕の一意見なので、少し偏ってしまってるところもあると思います。
参考にできるところがあれば、参考にしていただければ、と思います。

こんにちわ、まことです。

今回はアスペルガーの方が就職活動をするにあたって、
気をつけるべきことの1つめについて書きます。

僕は現在大学4年生で、7月中旬に就職活動を終了しました。
就活においては人よりも苦労したほうだと思っています。
詳しくはこちらを参照してください。

障害者枠で就職活動を行っていらっしゃる方、行う予定の方もいらっしゃると思います。
しかし今回の記事では、あくまで定型発達の方と同じ土俵で行う、
特に大学生(大学院生)を対象にした就活のみを、基本的には扱うことをご了承ください。

しかし、面接全般においての対処法を、僕の失敗談を基に書こうと思ってるので、
何かしらの面接を、会社に入社するために受ける方の役に立てれば、と思います。

さて、株式会社リクルートキャリアによると、今年は景気が上向きで、
7月1日時点での大学生(大学院生)の内定率は71.3%だったそうです。

つまり7月中旬に内定を初めていただいた僕は、
100人中80番目くらいに内定をもらったと考えてもいいと思います。

これを遅いとみるか早いとみるかは、個人差あると思いますが、
平均的には遅いほうでしょう。
学歴はある程度高いほうなので、それを考慮するとさらに遅いほうかもしれません。

内定をなかなかもらえなかった原因は多々ありますが、
今後しばらく、アスペルガー的要因に焦点を置いて、
いくつか記事を書いていきたいと思っています。

今日は1つめ、「面接で正直に答えすぎる」です。

「面接では、素直に、嘘はつかないほうがいい」
この言葉を完全に信じきった僕は、面接で正直に答えすぎてしまいました。
例えばとある会社の2次面接で、「当社の志望順位を教えてください」と言われました。
鉄板の回答としては、「第一志望です」や「第一志望群です」とかでしょう。

(まぁ僕の場合、こう答えたとしても、表情や声の間合いなどで、
嘘だとすぐにバレると思いますが笑 建て前も嘘とみなしちゃいますからねー。)

ところが僕は、「今はまだ分かりません」と答えてしまいました。
本当に分からなかったのです。
今何社並行して受けているかも分からなかったし、少なくとも志望度が特段
高いわけでもなかったので、正確に何位かは分かりませんでした。
僕からすれば、素直に答えたつもりだったので、適切な答えだと思いました。
しかし、今思えば適切ではなかったと思います。

建て前と本音を上手く使いわけれる人を尊敬します。
就職活動を通して、面接中も少しは嘘をつけるようになった僕ですが、
やっぱり嘘をつくたびに罪悪感にさいなまれます。
これは建前だからいいんだ、と言う友達もいましたが、
普段お世辞や建て前はほとんど言わない僕の場合、
急に就活だからと、そういう類の言葉を言わなければならないのは、大変でした。

でも、やっぱりアスペルガーとして、何事にも素直に反応できる人間で
いられるのも、いいことだとも思います。
素直も度を超すとバカ正直になりますが、自分でその度合いを
調節できるようになると、いいんじゃないでしょうか。
それがなかなか難しいのがアスペルガーの特徴だと思いますが泣

アスペルガーとして就活をするにあたって大切なこと1つ目。
面接中の嘘は、あくまで建て前だと思うようにしてください。
じゃないと自己嫌悪に陥り、精神が持たないと思いますので。

あと、なるべく嘘をつかずに済むような、志望度の本気で高い会社さん
に焦点をあてた就活をしたほうがいいと思います。
アスペルガーの場合、志望強度を確認されると、
すぐにボロが出てしまう可能性が高いと思います。
本当に働きたい会社さんなら、必然と素直に自分の思いを
伝えるだけでいいので、比較的楽だと思います。

そしてそういった志望度が高い会社さんの面接に備えて、
大企業から中小企業まで、面接をたくさん受けて練習を
することをお勧めします。

就活の面接はパターン化されている部分も多いので、
二回目に聞かれたことのほうがやっぱり答えやすいです。

特に、普通の雑談が苦手なアスペルガーの方もいらっしゃると思うので、
その対策もかねて面接はたくさん受けるべきだと思います。

こんにちわ、まことです。

昨日の記事でも書いたように、ロールシャッハテストを受けたのですが、
そのせいでものすごい疲労困憊でした。

いつもは絶対に眠くならない夜の9時にはもう眠気いっぱいで、
気付いたらそこから3時間くらい寝てしまってました。

思っていた以上にあのテストは、人の心身に影響を与えるようですね泣

何せ、想像力フルに働かせて、見ようと思えば何にでも見えそうな
ものが何に見えるかについて、ずっと話し続けるわけですから。
そりゃ疲れます。元々疲れやすい体質だから、余計に。

さて、前置きが長くなってしまいましたが。
今回は、僕がアスペルガーと診断された時の話をしたいと思います。

まずは病院の予約から。これはスムーズに行きました。
電話した日の1週間後には予約をとることができました。

そしていざ病院へ。こじんまりとした小さな病院です。比較的きれいです。
そこで簡単な問診票(主な症状、家族歴など)を書きました。

予定よりも数分遅れて名前が呼ばれて、診察室へ。
50歳くらいのおじさん(お医者さん)と一対一で話します。

0歳から2歳くらいまでの頃、幼稚園くらいの頃、小学生、
中学生、高校、大学(現在)について、これまでどんな人間だったのか
についてまずは話しました。

もちろんアスペルガーと疑って診察に来ているので、
その傾向が表れた(と思われる)ことを中心に話します。

僕の場合は、
・胎児仮死で緊急帝王切開で産まれたこと
・乳幼児期の発達が遅かったこと
・幼稚園入園前に、発達障害の疑いをかけられたこと
・小学生から現在まで、単独行動が多かったこと
・飲食店でのアルバイトで、非常に苦労したこと
・周りの友人などからよく言われること(毒舌、空気読めてない、など)
などについて主に話しました。

(成育歴については、詳しく別の記事で、また書こうと思ってます。)

そしてその後は、お医者さんからの質問に答えていくという感じ。
その質問はアスペルガーに当てはまりそうなことが、僕に
当てはまるかを確かめるといった感じでした。
「あいまいな指示は苦手ですか」「大きな音やまぶしい光は苦手ですか」など。

以上のような会話を30分程度した結果、
「軽度のアスペルガーですね」と言われました。

軽度なので、医者によったらグレーゾーンとの判断を下す場合もあるそうです。

僕「え、もう確定診断ですか」
医者「はい、そうです」
僕「WAISⅢとかは受けなくていいんですか」
医者「あれはあてになりません。WAISで凸凹な結果が出ても健常者の人もいるし、
平坦なグラフになっても発達障害の人もいる。問診だけで診断は可能です。
WAISで見るのは、その人の問題を解いてる時の言動です。
でもそれは、WAISじゃなくても、問診中の言動でも十分分かります」

とのことでした。

つまり、問診中の僕の言動に何か、ひっかかるところがあった、
ということでしょうか!? 普通に話してただけなのに...泣

だいぶ小さな病院だったので、心理検査を行うための人員が
足りてないだけじゃないか、とも思いました笑
が、流石にこれに関しては聞くこともできず。

診断の根拠をさりげなく求めたところ、DSMというアスペルガーの
診断基準によって行ったとの回答がやんわりと返ってきました。
http://asperger.nerim.info/diagnose/standard.html

とまあ、こんな感じで診断されました。

その後、僕が今後社会に出るにあたってのアドバイスと、
もしアスペルガーの特性がでて社会に適応できなくなった場合、
手帳を発行することもできる、と教えてくださいました。

個人的には丁寧な診察だったのでよかったと思うのですが、
ただ問診だけじゃなくて、もう少し詳しい検査をしたほうが、
今後の自分のためになると思ったので、
現在別の病院で、心理検査などを受けているという状況です。

別の病院でも問診を受けましたが、だいたい上記と
同じような会話を臨床心理士さんと行いました。
その後、お医者さんから「今は保留だけど、アスペルガーのような
気がするので、あなたの場合はもう少し詳しい検査をしたほうがいい」
と言われ、現在にいたるというわけです。

診断された時は、何というか、疑惑が真実になったというか、
不思議な気分でしたね。狙って引いたくじが、運よく(悪く?)当たったみたいに。

以上、アスペルガーと診断された時、の話でした。

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