こんにちわ、まことです。

僕がアスペと診断されてよかったと思ったことは、主に2つあります。
逆に現時点ではデメリットと思えるところも、主に2つあります。

総合的には、診断されてよかったと思ってます。

今回はメリットとデメリットを、1つずつ紹介します。

【メリット1つめ:自分の人生が一本の線でつながった】

正直、僕はアスペと診断されたかったのかもしれない、と思ってます。
もし自分がアスペじゃなかったら、今までの人生で躓いたところを、
どうやって説明したらいいのか分からなかったから。

アスペを、過去の失敗や、現在苦労していることの言い訳にしたかったのかも。

病院に行く頃には、「たぶん自分はアスペだろうな」と思って行ったので、
診断を受けた時は、「やっぱりそうだよね」と思ったのが正直なところです。

二次障害を発症してて、その治療中にアスペと判明する人もいるみたいですが、
僕はそうではなかったので、それとはまた少し違うと思います。

少なくとも僕の場合は、これまでの人生が一本の線でつながったことで、
今後の人生をどのように生きていけばいいのか、参考になりました。

特に僕は大学生なので、社会に出る前に知れたのはよかったと思ってます。

僕はアスペだからといって、自分がしたいことを最初からあきらめようとは思ってませんが、
自分にとって苦手かもしれないことに取り組むのであれば、
心構えをきちんとして、準備ができるというのがいいかもしれません。

【デメリット1つめ:定型発達の周囲の人と、自分は違うんだと思ってしまう】

何でしょう。定型発達の人とアスペの人で、違う人種というか。
何でもカテゴライズするのは嫌いですが、やっぱりちょっとそう思ってしまいます。

自分にとっては当たり前のことが、定型発達の知り合いにとっては
当たり前じゃなかったり、その逆のこともよくあります。

自分が個性的だと言われることに関しては、僕はむしろ誇らしいくらいに
思ってたのですが、あらためてそれが「アスペルガーという障害」によるものだと
知ったときは、どことなく複雑な気分になりました。

定型発達の人と、自分とには、一生越えられない違いがあるのかな、と。

でも最近は、同じ人間なんてこの世には一人もいないんだから、
男女の違いがあるように、アスペと定型発達の違いがあるのかな、みたいに
思うようにしてます。

よく男の人が、「女の人の気持ちはわからないな~」というように、
定型発達の人が、「アスペの気持ちはわからないな~」というみたいな感じですかね。

だって、違う脳の特徴があるんだから、当たり前じゃないですか、違う人間なのは。
もっと違いに寛容な社会になればいいな、と思います。