新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

2014年09月

こんにちわ、まことです。

僕は空気読めてないらしいです。

自分がアスペルガーだと知って、自分の言動を振り返るまでは、
自分が空気読めてないということには気付いてませんでした。

アスペということがわかって、友人に相談してみるうちに、
僕がいかに空気読めてないかということが分かってきました。

空気読み力テストというのがあります。

わりと本格的なので、皆さんもやってみてください。
(テストはこちら

ちなみに僕は、100点満点中13点の、
重度KYでした~

グラフによれば、TPO力は0ですね。
文脈把握力が、他と比べてはいいようです。

というか、このテストで40点以上をとる人(一般人のランクに位置づけされる人)は、
絶対にアスペじゃないと思いますよ!笑

それか、血も涙もにじむような努力をして空気を読む力を身に付けたアスペの人でしょうか。
もしもそんな人がいたら、僕はその人を尊敬します。

僕からすれば、40点以上をとる人なんて、神様のような存在ですね。

社会人になる前に、努力して20点以上とれるように頑張ろうかな。

ちなみにアスペの人がこのテストをすると、
どうしてあなたは僕の弱点ばかりついてくるんですか!という気持ちになりますよ。

こんにちわ、まことです。

アスペの人は、表情が場にそぐわないといわれます。
淡々とした表情、無表情なので、何を考えてるか分からない、とかいわれます。

僕は表情はものすごく豊かだと思ってます。

でも、僕は、いつも笑ってると言われます。本当にいつもなのです。

友人と何かを話しているときも、一人で道を歩いてるときも、
人の話を聞いているときも、誰かに怒られてうなずいているときもです。

空想して一人で笑って、周りの人にじろじろ見られちゃうこともよくあります笑

ようは、普通の人にとっての真顔が、僕にとっては笑顔なのかと。
それが笑う場面になると、さらに笑顔になるという感じでしょうか。

笑顔は人に好印象を与えるといわれますが、
僕の場合、その笑顔をTPOにあわせて使い分けることができません。

というか、意識して使い分けようにも、
無意識の表情が笑顔なので、どうしようもないのです。

例えば、バイト先でお客さんに怒られたり先輩にしかられたときでさえも、
僕は笑顔です。実際にそのように指摘されました。

バイト先で真面目な話を社員にされてるのに、それでも真面目な顔になれなくて、
「笑顔でうんうんうなずくのはいいけど、それじゃ逆に不真面目なのかと思われちゃうよ」と
注意されました。

自分ではその時、真面目に話を聞いてますし、すごく反省もしてます。
それが表情とあいません。

いつも真顔や、いつも怒った顔をしてるよりかはマシかもしれませんが、
それでもずっと笑顔というのは、時々ですが障害になることもあります。

これから社会に出るにあたって、上司やお客さんにしかられることもあるでしょう。
もしかしたら、後輩に注意する場面もでてくるようになるのかもしれません。

そういう時に、笑顔で対応してしまうと。。。

「こりゃー何笑ってるんじゃー!怒」となってしまうのは見え見えです。

まぁこれは今じゃ笑いごとになるのですが、そうならないように気をつけます泣
でもどうやって気をつけるのかは知りません。だって無意識なんですから。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【大切な3つのこと。その2】
に引き続き、
カミングアウトについて大切だと思うことを書きます。

さて、これまでは、
・LINEやメールで伝える
・本当に信頼できる人だけに限定する
ということについてお伝えしてきましたが、今日は、

・カミングアウトする際の話の切り出し方

について書こうと思います。

ずばり、カミングアウトする際は、いきなり「自分がアスペルガーである」ということを
言わないほうが賢明だと思われます。

僕の場合、カミングアウトした母親と友人3人に対しては、全員、
アスペルガーという確定診断を受ける前の段階で、
「自分がアスペルガーかもしれない」ということについて相談をしていました。

その時の彼らの反応は、
母親「そうなの。たぶん違うんじゃない?ただの性格かもよ」

友人A「確かにまことはそういうとこあるけど、僕は気にしないよ」

友人B「言われてみればそうかもしれないね」

友人C「うわー妥当(アスペの特徴を読みながら)。辛いんだったら、
    軽い気持ちでお医者さんか学校のカウンセラーに相談してみたら?」
という感じでした。

母親以外は全員、わりと僕がアスペかもしれないということに対して、
特に否定することなく、そうかもしれないね、と素直に認めてくれているという点が共通しています。

案外、僕の母親のような反応をする人が多いのではないでしょうか。

「あんまり気にしないほうがいいんじゃない?」
「ただの性格なんじゃない?」

このような反応のほうが、有難いと言う人もいるでしょう。

しかし僕の場合は、友人たちの反応のほうが、有難かったです。

上記のような反応をしてくれたおかげで、本当のカミングアウトをするときも、
そこまで「もしも受け入れてくれなかったらどうしよう」という不安感はありませんでした。

「アスペかもしれない」ということを伝えることで、
「アスペと診断された」ということをカミングアウトした場合、
相手がどのような反応をするかということをある程度予測することができます。

まだアスペと診断されてない人は、

・病院に行く前に、一度誰かに「かもしれない」カミングアウトをしてみる
・その時に反応がよかった人には、確定診断を受けた場合も、本当のカミングアウトをしてみる

既にアスペと診断されている人は、

・診断されてはいるが、あえて「かもしれない」カミングアウトというワンクッションを置く
・その時に反応がよかった人には、日を改めて、本当のカミングアウトをしてみる

こんな感じでしょうか。

以上、アスペルガーのカミングアウトシリーズでした!

明日は、僕のアスペの特徴である、「表情と本当の気持ちが一致しないこと」について書こうと思います。

こんにちわ、まことです。

今日はWAISⅢを受けました。

というわけで、以下WAISⅢの感想を色々と述べていきます。

まだ受けてない人もいると思うので、それを配慮した内容で書いたつもりです。
ですが、やっぱり受けてない人はあまり読まないことをお勧めします。









〈言語性検査〉

【言語理解】とりあえず答えたけど、出来具合は不明。

●単語
ある一つの単語を除き、全部知っている単語でした。
しかし、それをどういう意味か説明するとなると、難しかったです。
普段の生活でも、単語がすぐに口に出てこなくて、あれって何だっけ、
ってなることがよくあったり、言おうと思った単語と別の単語が口から出てくるからでしょう。
自分が納得のいく説明ができるまで、時間がかかってしまったように思います。

●類似
最初は簡単なのに、徐々に難しくなっていきます。
でも、単語と比べると、何倍も端的に、分かりやすく説明できました。
一つだけ何じゃそりゃ、といった質問がありましたが、それ以外はわりと上手く答えれたと思います。

●知識
答えていて恥ずかしくなってきました泣
検査が終わった後に調べると、小学生でも分かっていそうなことを、堂々と間違えて答えてました笑
(僕の珍回答に、クスリとも笑わなかった臨床心理士さんを尊敬します)
その反面、自分でも何でこんなことまで覚えてるんだろう、といったことに正解した部分もありました。
覚えてた範囲で調べた限りでは、17問中8問正解。結果はあまり期待できません。

●理解(※言語理解には含まれません)
長く答えすぎて、強制ストップされたことが何度かありました。
元々考えとかを短くまとめて話すのが苦手なんです。
でも、長いながらもわりと常識あるところをアピールできたような気がします。
(臨床心理士さんが、毎回の項目の終了後に数字を書いてた?ようだったのですが、
鉛筆の音から、14と書いてたような気がします。ただの勘違いなら恥ずかしいけど笑)


【作動記憶】ものすごく自信あり。

●算数
たぶん全問正解できました!
就活でこの手の算数問題を色々と練習してたので、その効果が出たのかもしれません。
これはほとんど皆できないだろうなってやつも、ドヤ顔で答えてやりました。

●数唱
これもたぶん完璧です。
復唱(数字を言われた順番に応える)は、もう余裕のよっちゃんでした。
逆唱は、7桁目くらいからは大変でしたが、それでも最後まで全部、自信をもって答えました。

●語音整列
数唱よりは少し時間かかりましたが、確実に全問正解できたと思います。


〈動作性検査〉

【知覚統合】分野ごとの落差がありそう。

●絵画配列(※知覚統合には含まれません)
一応この順番か?と並べてみても、一個カードが余ったり、
他の順番も考えられたりで、迷ったやつが半分くらいです。
そういったやつは制限時間ぎりぎりまでやりましたが、自信はありません。

●絵画完成
たぶん10問くらいあったんですけど、そのうち4問くらいは全く答えられず。
簡単なやつは5秒以内に終わるのに、それを超えると分からないという感じ。
実はこれがWAISの中で最初のテストで、雰囲気もつかめず、苦労しました。

●積木模様
一応出された問題は、思考錯誤しながらも全部完成できました。
もっと早く解けたら、もっと難しい問題も出てきたのかは分かりません。
もしも最後の問題が、最難関の問題なら、わりと出来はいいんじゃないでしょうか。

●行列推理
わりと後半の難しい問題も、ほとんど分かりました。
たぶん15問くらいありましたが、13問くらいは正解できたと思います。


【処理速度】分野ごとの落差がありそう。

●符号
4割くらいしか終わらなかった記憶があります。
問題は半分以上余ってたから、たぶん出来は悪いほうなんだと思います。

●記号探し
冊子みたいになってて、4ページめのほとんど最後のほうまで終わりました。
ものすごく集中して、しかも素早くできたので、出来はいいと思います。

全体的に楽しくできました。
ですが、今振り返って思うのが、

・口に出して文章で答えるときや、思い出して答えるとき、心理士さんとは全く別の方向を見てる。
 (例えば言語理解のとこや、作動記憶のとことかは、ほとんど心理士さんのほうを見てません)
・相手に伝えるというよりも、言うことだけに専念している
 (相手が理解できるように分かりやすく話せない)

これはやっぱりアスペの傾向を示しているのかそうでないのか。

さておき、結果は10月15日(水)とのことです。
それまでしばしお待ちください。

こんにちわ、まことです。

待ちに待ったというか、待たされたというか、
前回のロールシャッハテストから約2か月待ちました。

明日、WAISⅢを受けてきまーす。

アスペルガーと確定診断を受けてるのに、どうしてまたWAISを受けるの?
と思っている人もいるかもしれないので、一応説明すると、

僕がアスペの確定診断を受けたのは、WAISなどの心理検査を行っていない病院でした。
成育歴や特性などの問診を受けた結果、診断されたということです。

あくまでWAISなどは、診断をより確実にするものといった位置づけで、
WAISの結果=診断に必須、というわけでもないようです。

ようは、社会性、コミュニケーション力、想像力の3つに特異性が見られる、
そしてその特性は幼いころからあった、というような判断ができれば、
問診のみで確定診断ができる、と考える医者もいるということでしょう。

ただ、僕の場合、数字によってより自分を見つめ直したいという思いと、
どうせならIQも知りたいなという気持ちから、
現在別の病院でセカンドオピニオンを受けているという状況なのです。

WAIS、ロールシャッハを含めた最終的な結果は10月になる予定です。

では、明日できるだけいい結果が出るように頑張りたいです。
どうせならIQは高いほうがいいですからね!笑

※明日の最新記事の投稿は、検査を受けてからするので、
いつもの正午更新ではなく、夜の更新になる予定です。

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