新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

2014年09月

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【大切な3つのこと。その1】
に引き続き、
カミングアウトにおいて大切なことの2つめについて書きたいと思います。

前回は、カミングアウトはLINEかメールでしましょう、ということを書いたのですが、
今日は、どのようにカミングアウトするかという立場ではなく、
誰に対してカミングアウトするか、ということを書きたいと思います。

ずばり、2つめ。

カミングアウトは、本当に信頼できる人に限ったほうがいいと思います。

これが職場の理解を得るため、という場合などはまた違ってくると思うのですが、
あくまで僕は大学生なので、色んなことを相談するためであったり、

自分だけで抱えているのは何となく辛いという思いがベースにある
カミングアウト、という位置づけになってます。

同じように、誰かに自分がアスペルガーであるということを伝えて、
困った時に相談できるようにしたい、思いだけでも共有したい、という人は、
1人か2人でもいいと思うので、同世代の友人にカミングアウトしてみましょう。

僕は3人の友人に今のところカミングアウトしていますが、
彼らの特徴として、

・今までお互いに色々と楽しいことも苦しいことも共有してきた
・比較的頻繁に(月に1回とかでも)連絡を取り合う仲である
・自分の良いところも悪いところも知ってくれている

というのがあります。

そして、上記のことから、彼らのことを僕は信頼しているので、カミングアウトしました。

特に、自分のことを深く知ってくれていると、カミングアウトした場合、
僕のどのような行動がアスペっぽいかを客観的に教えてくれたりするので、
今後に役立ったりします。

また、定期的に連絡を取り合うような仲だと、
万が一アスペの2次障害が出たときなんかも、相談できるんじゃないかと思います。

なかなかそこまで信頼できる人は少ない、という人もいるかもしれません。

その場合は、無理にそこまで深い関係ではない友人にカミングアウトして、
あまりきちんと話を聞いてくれなかったり、理解を得られなかったりするよりかは、
友人ではなく家族にカミングアウトする、というのも十分考えられるでしょう。

ただ、家族だからこそ言いにくいこともあるんじゃないでしょうか。
僕の場合は、色々あって父親にはまだカミングアウトしてませんし、
母親に言うときも、友人に言うときの何倍も戸惑いました。

なるべく友人にカミングアウトし、家族に対しては言える範囲で言う、
というスタンスで僕はいいんじゃないかと思います。

やっぱりカミングアウトするうえで、人を選ぶということはすごく大切です。

さて、カミングアウトで大切なことの3つめですが、9月27日に更新予定です。
明日はまた別の内容の記事です。

こんにちわ、まことです。

今日は、カミングアウトという色々とデリケートな部分において、
こんな風にしたら、自分にとっても相手にとっても、今後のためにつながるカミングアウトになりますよ!
というのをお伝えしようと思います。

今日はまず1つめです。
ずばり、カミングアウトは、LINEやメールを通して行いましょう。

僕も、母親を除く友人3人に対しては、全員LINEを通してカミングアウトしました。

どんな相談事や、簡単には話しづらいことって、
やっぱりいざ面と向かって言うとなると、ちょっと緊張してしまいますよね。

それに、ただでさえアスペさんって、会話に苦手意識を持っている人多いと思います。
でも、文章でなら上手く表現できるアスペさんは多いと聞きます。

こういう特性を考えたら、やっぱりLINEでカミングアウト、というのは
ものすごく精神的な面でもやりやすいと思うんです。

LINEをやってない人もいると思うので、メールでもいいでしょう。
ただ、LINEだと既読スルーを気にする人もいるかもしれません。

そういうのが面倒くさい! きちんと考えて伝えたい!という人は、
LINEよりもメールのほうがおすすめかもしれません。

僕の場合、そういうスルーとかはどうでもいい~と考えてるので、
LINEでも特にそういうことは気にせずに、カミングアウトしました。

あと、カミングアウトされる側の立場からしても、
いきなりアスペルガーだということを伝えられると、驚いてしまうこともあると思います。

そういう驚きを、仮に当事者側が察知してしまったりしたら、
何となくその場は気まづくなって、ますます話しづらくなります。

なので、相手の表情などが分からない、
LINEを通してのカミングアウトというのはやっぱりお勧めなんです。

それに、カミングアウトされる側も、冷静に事情を理解した後に、
色々と考えて返事もできると思います。

僕自身、最初はこんなこと話して大丈夫だろうか。。。と思いながらカミングアウトしましたが、
対面ではなかったので、わりとリラックスしてできました。

さて、明日の記事は、大切なポイントの2つめですー。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【友人編その2】
に引き続き、
今回も友人へのカミンアウトについです。

今日は、友人Cへのカミングアウトについてですが、
これまでの記事にでてきた友人Aや友人Bとは違い、
いわゆる平均的な定型発達に限りなく近い人という感じです。

ちなみに友人C、アスペの自己診断テストは、確か8点とかでした笑
どうしたらこんな点数とれるんだか。

そして、こんな定型発達の友人Cでも、僕と仲良くしてくれてるということが、
今思えば本当に、友人Cがどれだけ器の大きい人間か、ということを
表してるんじゃないかと思います。

まぁ、友人Cいわく、
「まことは変わってておもしろいから仲良くしてる」らしいのですが笑

さて、そんな友人Cに、僕がアスペかもしれないということを相談すると、
「たぶんそうじゃない?当てはまるとこすごく多いし」
と、わりとあっさり回答してくれました。

まぁ、今まで友人Cには、正直に僕が直すべき性格について伝えてもらってたので、
それを踏まえれば、この回答は適切なものだったと思います。

それで、確定診断を受けたことを話すと、
「よかったねー」
とのことでした。

よかったのか悪かったのかはさておき笑、
あまり気にしてないようだったので、これからも今までどおりの関係でいれそうです。

カミングアウトするにあたって、僕は正直いって、
アスペだからこんな風に気遣ってあげようとか、そういう風には思ってほしくないです。

今までどおりの関係で、普通にいてくれればそれでいいです。

ただ、もしも仮に、アスペの特性のせいで、相手を振り回してしまってたのなら、
それはアスペルガーによるものだ、ということを伝えるだけでも、
相手にとって精神安定剤になるのかもな、と思ってます。

さて、明日はこれまでのカミンアウトシリーズを踏まえたうえで、
カミングアウトにおいて大切な3つのポイントをお伝えしようと思います。

というのも、これらのカミングアウト記事を掲載し始めて以来、
いつもよりも多くの読者さまが定期的にブログを訪問してくださってるからです。

カミングアウトについて色々情報がほしい人が多い、ということでしょうか。
今回で終了予定だったこのシリーズも、しばらく延長しようと思います。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【友人編その1】
に引き続き、
アスペルガーを友人にカミングアウトした時の話です。

今日はどっちかといえばアスぺよりの、友人Bの話です。
前回の記事の友人Aもそうですが、友人Bも親友だと思ってます。

ちなみにアスペよりと書いた理由は、友人Bにアスペの自己診断テストをやってもらった時、
確か40点くらいと、ボーダーラインを余裕で超えてたからです!笑

さて、そんな友人Bに、「アスペルガーと診断されちゃった」と言ってみました。

友人Bは、アスペルガーか何かあまり分かってないようだったので、
僕は簡単な説明をしたあとに、自己診断テストをやってもらいました。

すると「俺もアスペルガーかもしれない」と、
まさかのお仲間誕生??とも取れなくないような発言をしてくれました。

まぁあの自己診断テストで高得点ですからね。
僕の33点なんて、正直いってまだまだありふれたものだと思いますよ。

そして、「確かにまことは、そういうとこあるよ」と言うとともに、
「でもまことくらいでアスペなんだね。なんかちょっと意外かも」
とも述べてくれました。

アスペ傾向のある友人からすれば、
僕はアスペと確定診断されるほどの領域には達してないということでしょうか。

ともかく、カミングアウトするとすれば、自分と同じような傾向、
つまり「この人若干アスペっぽいかも?」と思えるような人にしてみれば、
わりと理解が得やすいというか、共感してくれるとこもあるのかもしれません。

次回は、大学生時代からの友人Cへのカミングアウトについてです。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【母親編】
に引き続き、
今日もアスペルガーのカミングアウトについて。

改めて書きますが、僕がカミングアウトしたのは、
・母親
・友人3人
です。

その友人の内訳をかくと、
・小学生時代からの友人A(定型発達よりだが個性的)
・中学生時代からの友人B(アスペ傾向あり)
・大学生時代からの友人C(完全なる定型発達)
です。

今日は、友人Aへのカミングアウトについて。

Aとは10年くらいの友人関係になるので、お互いのこともある程度分かっているようで。

「アスペルガーなんだよー」と僕が言うと、
「確かにそういうとこあるな~」と、客観的な意見を述べてくれました。

「でも、僕はそういうまことの個性がいいところだと思うから、大丈夫だよ」とも言ってくれました。

そのあと、僕のどういうところが友人Aは気になっていたのか、
具体的な例も交えて色々と説明してくれました。

僕が忘れていた小学生時代についても、
どういうところがちょっとおかしいと思ってたのか、包み隠さず話してくれました。

そのおかげで、僕が他人からどのように見られていたのかだいぶ分かってきました。

そして、それまで僕が友人Aや周囲の人に対してどのような言動をしていたのか、
その言動によってどんな影響を友人Aに与えていたのかが分かって、
何となく申し訳ないような気持ちになってしまいました。

それでも、僕のそういうアスペの特性を、好いてくれると言ってくれた友人です。

ちなみに、友人Aにはアスペの自己診断テストもやってもらいましたが、
ボーダー33点のところ、確か15点くらいだったような気がします。

友人Aも、僕と同じように風変わりなところが少しあって、だからこそこれまで
人間関係を続けてこられたんでしょうが、やっぱりアスペとは違う風変わりさのようです。

変わってる人は世の中にたくさんいますが、
それがアスペとは違う個性という例もたくさんあるのでしょう。

次回は、僕と同じくアスペ傾向ありの、友人Bへのカミングアウトです。

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