前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【大切な3つのこと。その1】
に引き続き、
カミングアウトにおいて大切なことの2つめについて書きたいと思います。
前回は、カミングアウトはLINEかメールでしましょう、ということを書いたのですが、
今日は、どのようにカミングアウトするかという立場ではなく、
誰に対してカミングアウトするか、ということを書きたいと思います。
ずばり、2つめ。
カミングアウトは、本当に信頼できる人に限ったほうがいいと思います。
これが職場の理解を得るため、という場合などはまた違ってくると思うのですが、
あくまで僕は大学生なので、色んなことを相談するためであったり、
自分だけで抱えているのは何となく辛いという思いがベースにある
カミングアウト、という位置づけになってます。
同じように、誰かに自分がアスペルガーであるということを伝えて、
困った時に相談できるようにしたい、思いだけでも共有したい、という人は、
1人か2人でもいいと思うので、同世代の友人にカミングアウトしてみましょう。
僕は3人の友人に今のところカミングアウトしていますが、
彼らの特徴として、
・今までお互いに色々と楽しいことも苦しいことも共有してきた
・比較的頻繁に(月に1回とかでも)連絡を取り合う仲である
・自分の良いところも悪いところも知ってくれている
というのがあります。
そして、上記のことから、彼らのことを僕は信頼しているので、カミングアウトしました。
特に、自分のことを深く知ってくれていると、カミングアウトした場合、
僕のどのような行動がアスペっぽいかを客観的に教えてくれたりするので、
今後に役立ったりします。
また、定期的に連絡を取り合うような仲だと、
万が一アスペの2次障害が出たときなんかも、相談できるんじゃないかと思います。
なかなかそこまで信頼できる人は少ない、という人もいるかもしれません。
その場合は、無理にそこまで深い関係ではない友人にカミングアウトして、
あまりきちんと話を聞いてくれなかったり、理解を得られなかったりするよりかは、
友人ではなく家族にカミングアウトする、というのも十分考えられるでしょう。
ただ、家族だからこそ言いにくいこともあるんじゃないでしょうか。
僕の場合は、色々あって父親にはまだカミングアウトしてませんし、
母親に言うときも、友人に言うときの何倍も戸惑いました。
なるべく友人にカミングアウトし、家族に対しては言える範囲で言う、
というスタンスで僕はいいんじゃないかと思います。
やっぱりカミングアウトするうえで、人を選ぶということはすごく大切です。
さて、カミングアウトで大切なことの3つめですが、9月27日に更新予定です。
明日はまた別の内容の記事です。