こんにちわ、まことです。

先日、ある読者の方から、
「就活の記事は共感できることも多くて、興味深いです」
とのメッセージをいただきました。

確かに、1993年から2005年は就職氷河期と呼ばれていて、
この時期に就活を行った人たち(主に30代の人たち)や、

ここ最近就活を行った、もしくはこれから行う予定の20代の人たちにとっては、
発達障害の特性ゆえに就活で苦労したケースも多いと思います。

そう考えると、バブル世代の人っていいなーなんて思います。
あの頃は、企業が学生を取り合って、海外旅行で学生を釣っていたとか笑

それはさておき、これから就活を行う発達障害の学生もいると思うので、
後輩たち笑 の参考になれるように、

アスペ当事者の僕の就活体験談をちょくちょく書いていこうと思います。

今回は、グループディスカッション編です。
就活生の間では、GDと略されることが多いので、このブログでもGDと書きます。

GDがいつ頃から選考として導入されたのかは分かりませんが、
面接とは違って、比較的新しい形の選考形式ではないでしょうか。

基本的に、GDは面接前の初期の段階で行われる選考であることが多く、
「集団の中での学生の能力を見ること」が目的であるそうです。

そして、初期の選考であることから、
「面接する価値のない学生をとりあえずはじきとばす」という意味もあるそうです。

ここで大事なのは、

・面接とは違って、集団の中でのコミュニケーション力が試されていること
・アスペさんにとって、GDはなかなかの脅威であること笑

の2つでしょうか。

一対一の会話ならある程度できる、というアスペさんは多いかもしれません。

まぁこの「できる」という表現も、定型発達さんからすれば「できる」という範囲に
入っているのかはなんともいえませんが笑

しかし、GDでは一対一の会話はまったく行われません。
ぶっちゃけ、自分が全く発言しなくても、GDは成り立ちます。他の学生が発言するからです。

なので、まず発言しなければ、絶対に通過できないと考えられるでしょう。
そこで、どのような発言を、どの程度するのか、というのが大切になってきます。

発言しすぎてもいけないし、聞いてばかりでもダメなのです。
この調節が、アスペさんにとっては難しいのではないでしょうか。

あと、日本企業はおそらく空気を読める人材をほしがってると思うので、
場にあわない発言をする学生は、おそらくはじかれてしまいます。

これもアスペさんには高いハードルですね。
会話の流れについていけなくても、発言しないといけないんですから。

僕自身、このGDには悩まされました。
通過して当たり前で、よほど変な言動(貧乏ゆすりとか)をしない限りは
問題ないといわれている某銀行のGDでさえも、なんと落ちてしまいました笑

ただ、某銀行に内定した友人が落ちた某大手メーカーのGDを、
なぜか僕は通過していたので、やっぱり企業との相性もあるのかもしれません。

ちなみにGDは何度か受けましたが、
後にも先にも、通過したのはこの某大手メーカーのGDだけです笑

ちなみにこの某大手メーカーとは相性が良かったのか、
その後も2回続けて面接を通過しました(3回目の面接で落ちましたが)。

しかし、相性がよかったのは、この某大手メーカーと、唯一内定を得た別の会社の、
ほんとうに2つだけだったんだなと今は思います。

結局僕はその後、80の会社にエントリーし、60の会社の面接を受けましたが、
内定を得たのは1社で、それ以外の面接の通過率はだいたい10%くらいだったからです。

次回の記事では、具体的にどんなテーマについて議論するGDがあって、
どういう風にしたら通過したとか、GDで落ちた理由などを、

アスペ的な視点でいろいろと書こうと思います。