こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペ的就活【グループディスカッション編①】↓
http://rakkansyugi.blog.jp/archives/21183507.html

に引き続き、今日は第2回目で、
具体的に僕が経験したGD(グループディスカッション)について書こうと思います。

まずは、何度も受けた中で唯一通過したGDについて。

あらかじめ与えられた資料を各自読んでから、それについて
議論をして、制限時間内にグループ全体としての結論を出すというものでした。

このGDで僕が通過できた理由。

それはおそらくですが、制限時間終了5分前になっても
なかなか結論が出ないことにあまりにも嫌気がさして笑、

ここぞとばかりにリーダーっぽく、

「このままじゃ時間に間に合わないので、早く決めちゃいましょう。
  Aという案と、Bという案のどちらが良いかということについてですが、
 これ以上議論してもらちがあかないので、もうAにしちゃいませんか」

と、大胆にも提案してみた、という点にあると思ってます。

その結果、それまでずっとAの案にしようかBの案にしようか迷っていたその場が、
一気にAの案を良しとする方向へとまとまっていきました。

このように、GDでは、結論の内容よりも、
制限時間内に結論を出すことが最優先されるそうです。

なので、議論がなかなか進展しないときに、
一歩踏み出した発言をして、議論を進展させることができる人、
というのはわりと大切なのだそうです。

といっても、当時僕がそういったことを意識していたわけではなく、
みんなが遠慮しあって、なかなか結論を出せていない状況で、

「場の空気を読まずに言いたいことを言える」といった僕のアスペの特性が発動して笑、
「このままじゃ時間が足らなくなる」といったことを直球で言っただけのことです。

このように、お互いに遠慮してしまう日本という文化だからこそ、
現状突破するために、アスペ的なストレートな物言いをすることも時には重要なのです。

だから、アスペさんがGDの通過を狙うなら、
ストレートな物言いが必要とされる場面(ストレートに言わなければ議論が進展しない場面)で、

アスペの特性を利用して、普段どおり直球で発言すればいいんじゃないでしょうか。

就活を終えた僕が思うのは、
GDでは直球的な発言をしていい場面としてはならない場面があるということです。

直球的な発言が求められる場面は、
先に述べたように、そうでもしなければ、議論が平行線のままで結論がでない状態。

一方で、直球的な発言がマイナスになる場面は、
ある程度議論がまとまりつつあるなかで、自分の意見に固執してしまったり、

ふと思い立った意見を、場の流れに関係なくストレートに言っちゃう場合だと思います。

とはいうものの、僕自身こうやって文章で書けば、
何が正しくて何が正しくないかくらいの判断をすることはできるのですが、

実際のGDでは、場の雰囲気を乱してしまうこともよくあったような気がしたし、
それでもやっぱり、そうでもしなければまったく発言しないままになってしまうので、

結局は普段通りの振る舞いをして、選考に通らないということが多かったです。

だから、むしろアスペさんにとっては、GDでの議論がうまくいってない時がチャンスです。
むしろ議論がうまくいってるときは、そっと見守っていたほうがいいかもしれません笑

でも、ここぞというときにだけ、ストレートに発言してみる。
そうしたら、議論に少なからず良い影響を与えられることは間違いありません。

あと、補足ですが、今回のように資料が用意されているGDだと、
個人の考えよりも、資料の分析をもとにして結論を出すことが求められているので、

基本的にどんな場面でも少数派的な考えを持つことが多いアスペさんにとって、

たとえば「理想のリーダー像とは?」とか、そういった、
個々人の考えに深く影響されてしまうテーマのGDよりも、

「資料をもとにすれば、何がベストな案か?」みたいな、
個々人の考えは影響しないテーマのGDのほうが、

普通の人と価値観が違いすぎるというアスペの特性が、
いい意味で隠れてくれるので、わりと問題なく通過できる可能性が高まるかもしれません。

次回の記事では、
僕がアスペらしさを悪い意味で存分に発揮し笑、
見事に選考で落とされた、数々のGDの概要を書こうと思います。