新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

カテゴリ:アスペルガーの特性 > 不器用

こんにちわ、まことです。

本当にお久しぶりになってしまいました。
3週間ぶりでしょうか。

記事のリクエストをいただいていたのですが、本当に余裕がなくて、
なかなか記事がかけていませんでした。

アスペルガーと車の運転に関して、苦手な人も多いですが、
僕の場合はどうですか、仕事で車は運転しますか、といったリクエストだったので、お答えします。

まず、これについては実はだいぶ前の過去記事で書いているので、
そちらをまずは読んでいただいたうえで、それにプラスして書きたいと思います。

(過去記事はこちら↓
http://rakkansyugi.blog.jp/archives/18384717.html

過去記事読むのめんどくさい、という方は、

・教習を14回延長し、検定も1回落ちている
・教習車を路上教習中にへこませ、教習が途中で中止になった
・自宅の車も、まだほとんど乗ってないのに、2回くらいへこませた

の3点だけを分かってもらえればよいかと思います笑

さて、今の職場で車を運転するかに関してですが、
これに関しては、答えてしまうと仕事の種類が限られてしまう気もしたので、答えられません。

なので、過去記事には書いてない教習所での思い出話をするとすれば、

・3人でグループになって受ける教習で、一人だけ駐車がうまくいかず、教官がイライラ
・まさかの学科検査で不合格
・MTで免許をとったのですが、向いてないのでATにしなさいと、初回の教習で言われる

・性格や能力検査、みたいなやつで、
「もっと相手の立場を考えて行動しましょう」と言われる

こんな感じでしょうか。ようは向いてなかったのです笑
まぁ、今だから笑い話になりますが、当日は色々と深刻に悩みましたよ。

今仕事で苦労していることも、将来的に笑い話になればいいなー、と思いますが、
そううまくいくのでしょうか。こればかりは何ともいえません。とりあえず土日、休みます。

こんにちわ、まことです。

本題に入る前に、一つだけ嬉しいご報告です。

実は昨日書いた記事
「バイト中に一人でパニックになってしまいました泣」が、
ブログ村のアスペルガー症候群注目記事ランキングで、1位を獲得しましたー!

http://mental.blogmura.com/asperger/ranking_entry.html
(2014年12月9日18時30分現在)

2位は今までにも何度かあったのですが、1位は初めてです。
優しいコメントをしてくださった方々、心の中でもしかしたら心配してくださっていた方々笑、
ありがとうございました。

さて、本題へと戻ります。

僕は車の運転が下手です。昔の記事でも書いたのですが、
教習は全部で14回落ち、卒業検定も1回落ちてます。

しかしまだ書いていない事実が。。。

なんと実は、路上教習中に、教習車をへこませたことがあります泣

どういうことか説明しますと、まぁ簡単にいえば、狭い道なのに少しスピードを出しすぎて、
横からいきなり飛び出してきた車と、ブレーキをかけたけど間に合わず、軽くあたったという感じです。

でも実は、初めての事態でブレーキをかけていいのか分からず、
ぶつかるのかもしれないと分かってたのに、なぜかブレーキをかけず、

でも横に乗ってる教習のお兄さんもブレーキかけないから、大丈夫かなーと思ってたら、
やっぱり大丈夫じゃなくて直前でブレーキをかけた、という感じです泣

そういうとっさの判断力っていうのも、なかなか低いんですよねー。。。

そして横に乗ってた教習のお兄さんいわく、
「路上での事故は数年に1回はあるよ。心配しないで」らしいのですが、
「え、むしろ数年に1人の逸材!?笑」
みたいに、これは貴重な経験をしてしまったと、動揺しながらなぜか少し興奮してました。

まぁ、本当にけがをした人がいなかったからよかったうえに、
車をぶつけてしまった相手の人もすごく優しい方で、
「俺も悪かった。ごめんね。大丈夫だった?」と心配してくださいました。

むしろ、相手の人は「これ俺のじゃなくて、彼女の車なんですよ」と言ってたので、
その彼女さんとやらに謝りたいと思ったくらいです。。。

今回の記事で言いたかったのは、
「運転が下手だと自覚してるアスペさんは、本当に気をつけてください」
ということです。

実は僕、自宅で車庫入れの練習中に、3度目にして車をまたへこませてしまったのです泣

学習しろよー!と自分に言いたい気分でしたが、へこませてしまったものは仕方がない。
まぁ、これも人にぶつけなかったから本当によかったことです。。。

運転に苦手意識のないアスペさんもいると思いますが、
同時作業能力、初めての事態での判断力、空間把握能力、などなど

アスペさんには苦手なことのオンパレードの自動車運転ですから、苦手な人も多いと思います。
気をつけましょう。

こんにちわ、まことです。

僕は右利きです。
しかし、鉛筆で文字を書くとき、左利きみたいな持ち方になってしまいます。

できるだけ分かりやすく説明します。

普通の右利きの人は、文字を書くときに脇をしめて書くみたいです。
普通の左利きの人は、文字を書くときに脇を広げて書くみたいです。

ここでいう脇とは、こしょこしょされる(くすぐられる)と、
こしょばくて(くすぐったくて)我慢できないところです笑

で、僕は右利きなのですが、文字を書くときに左利きの人みたいに、
脇を広げて書いてしまいます。

そのため、ひじが通常よりも外側に出てしまい、隣の人にあたってしまうことがよくあります。

これは今までにたくさんの人に指摘されたので、間違いないです。

僕はそれはもう、あらゆるところが人と違うと言われ続けてきた人生を送ってますが、
このような持ち方をする人って、他にいるんでしょうか?

それとも、僕の父は元々左利きだったのを、右利きに矯正させられたらしいので、
その名残が残っているんでしょうか。

まぁ、別に鉛筆の持ち方くらい、自由でいいと思うんですけど!

こんにちわ、まことです。

大学生になって嬉しかったことの一つが、
「あー、これで体育の授業を受けなくてすむ!」
ということでした。

中学、高校時代、「やったー、次体育の授業だ」と喜んでいる
クラスメイトの気持ちが、全く理解できませんでした笑

僕にとって体育の授業は、ただの拷問でした泣
そんな気さらさらないのに、野球やサッカー、バスケなどの集団スポーツでは、
必ずと言っていいほど迷惑をかけるし、ボールはこぼれ球以外は回ってこないし、
回ってきたとしてもそれをキャッチしてパスするなんてできません。

クラスの男子で1、2を争う運動音痴でしたね。

唯一楽しかったスポーツといえば、縄跳びでしょうか。
ただ飛ぶという単純行動が楽しくて、毎日のように練習していました。
クラスで一番最後まで二重跳びを飛び続け、拍手喝采をあびた記憶があります。

アスペルガーの方には運動音痴の人が多いらしいです。
ただ僕の場合、特定の分野においては、なぜかすごい力を発揮するようです。
どうしてかはよく分かりません。

まぁ、勉強で得意苦手の差がはっきりしているアスペルガーの方がいるように、
僕の場合、運動で得意苦手の差がはっきりしているだけなのかもしれません。

ただ、僕が思うに、空間把握能力が苦手だと、ボールと自分との感覚が分からなかったり、
場の状況をすぐに理解して行動に移す能力が劣っていると、サッカーなどの集団スポーツで、
自分が今何をすればいいのか瞬時に判断できなかったり、
といったところに通じてるような気がします。

集団プレーはダメでも、個人プレーはなんとかできる、って人もいるんじゃないでしょうか。

まぁ、世の中が一般的に必要としている人は、集団プレーが得意な人でしょうから、
縄跳びや腕相撲ができても、社会の役に立つことはできませんね笑 
せいぜい話のネタになるくらいでしょう。

こんにちわ、まことです。

僕が自動車免許を取得したのは去年の冬です。
4か月ほどかけて取得しました。

この時はもちろん、アスペルガーのアの字も知りませんでした。
自分が不器用だということは自覚していましたが、
どれほど不器用かということはあまり分かっていませんでした。

結局、平均3回の延長回数といわれるところを、僕は14回延長して、免許を取得しました。
卒業検定にも1回落ちてます。
教習所で、他人の教習原簿を何度もチラ見しましたが、
僕ほど延長している人は一度も見たことがありませんでした。

教習の手帳に、教官から注意されたことをメモし、教習前には必ず復習、
というふうに、ちゃんと教習に臨むようにしていました。

しかしそれでも、なかなかうまくいきませんでした。

アルバイト代で賄っていた教習費用です。教習に不合格になるたびに、
あのバイト費用がまた飛ぶ。。。といつも思っていました。

教習中、上手くできなかったことをいくつか挙げてみます。
・ある特定の場所での指示を、別の似た場所での指示に応用できない。
・複数の作業を連続して同時にできない。
・2つ教えられたことを、次に両方しようとすると、片方忘れるか、ちぐはぐになってしまう。
・そもそも、車体の感覚が分からない。そのため、簡単なカーブでも縁石に乗り上げる。
・細かなことでも、教えてもらわないとできない。自然にコツをつかむのが難しい。

どのような人にも、当てはまることかもしれませんが、
僕の場合、これらの回数が、普通の人よりも多かったのだと思います。
だからこそ、人よりも多くの教習を受けなければならなくなってしまいました。

教官には何度も呆れられ、教習原簿のコメント欄は、教官からの注意のコメントで、
欄外までいっぱいになっていました。
同じことを何度も言わせるなと、教官たちは思っていたことでしょう。
僕自身、なんで同じことを何度も言わせてしまうんだろう、なんで同じ失敗を繰り返すんだろう、
ちゃんと予習復習して教習に臨んでるのに...と思っていました。

昔から、頭では分かっていても、それを体で実践できないことが多かったです。

だからこそ、卒業検定に合格し、免許を取得した時はほんとにうれしかったです。
苦労したぶん、できるようになった時にこういった達成感を味わえるのは、
不器用な人の特権?ですよね!? 少なくとも僕はそう思うようにしています。

結局、ペーパードライバーになってしまったという事実が現在ありますが...笑

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