新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

カテゴリ:アスペルガーの特性 > 場に合った行動ができない

こんにちわ、まことです。

友達2人(AさんとBくん)と待ち合わせをしていた時のことです。

僕はAさんと話すのは得意でしたが、Bくんと話すのは苦手でした。
そこで、3人で会って、会話しやすい雰囲気を作ることで、
Bくんとの仲をもう少し深めようという気持ちになりました。

そこで、AさんとBくんが2人で会うときを見計らって、
僕が途中で自然な形で合流(偶然遭遇した感じで)し、そのまま3人で話そう、
という計画が、僕とAさんの中で出来上がりました。

そしていよいよ計画実行当日。

僕はその日、とてつもなく理不尽な目にあい、どうしてもこの理不尽さを
誰かに話したい(ようは愚痴をこぼしたい)という衝動に駆られていました。

そして2人がいるカフェへと向かいました。
そして2人のいる席に合流し、話し始めました。

こっからがおかしなところです。

なんと僕は、席に着いた途端、それまでの2人が何を話していたのかなんて気にせず、
その愚痴に関してのみを一方的に5分くらい話し続け、
その愚痴を言いきるとすっきりした気持ちで、その場を立ち去ってしまいました泣

僕「Aさん、Bくん、こんにちわ」
Aさん「こんにちわ」
Bくん「こんにちわ」
僕「聞いてー。今日こんなことがあって...」
Aさん、Bくん、時々発言するが、僕はそれに対してすごく適当に返事して、
一方的に話し続ける。そのまま5分経過。
僕「OK-じゃーまた!」
僕立ち去る。

分かりやすく書けば、こんな感じでしたね泣 

僕が愚痴を言い終わって立ち去った理由は2つ。
1つめは、言いたいことを言い終わったので、話したいことがなくなったから。
2つめは、愚痴を言い続けてる時、なんとなく2人が嫌そうな顔をしてたから。

この2つをまとめると、
「なんか2人とも嫌そう?なんでだろ。ま、話したいから話そう!」ということです泣

でも今思えば、2人が嫌そうな顔をしてたのは、
僕が一方的に話し続けるあまり、それまでの会話の腰を折ってしまった、からでしょう。

でもその時の僕は、愚痴をこぼしたいという衝動のあまり、
僕が合流するまで2人が何を話してたのか、というとこまで気が回りませんでした。

そして愚痴をこぼしてた5分の間、9割くらいは僕がずっと話してました。

我ながらひどいですね。でも、その時は気付けないんです。
話したい!という衝動にのみフォーカスしていて、場の雰囲気が読めません。

後になって振り返って冷静に考えれば、どう対処すべきか分かるんですけどね。。。
そしてその時の自分の犯した行動に、我ながら呆れてしまうということです。

こんにちわ、まことです。

アスペというか自閉症の特徴として、
体温調節が苦手だったり、気温に対する感覚が他人とずれてるというのがあるそうです。

そのため、夏でも分厚い長そでの服を着たり、その一方で
冬なのに半そでのシャツを毎日着てる人もいるそうです。

僕の高校時代の友人にも、真夏なのに一人だけ、
セーターとマフラーを常備してた人がいましたね。。。笑 
今思えばその子も、僕に負けず劣らずだいぶ変わってました笑

変わってるって、神様がその人に与えてくれた、すばらしい才能だと僕は思ってます。

普通であることを良しとする人からは、ちょっとした好奇の目で見られてましたが、
僕はそういう友人の変わったところはむしろ素晴らしいと思ってましたよ。

さて、話を戻して。
僕も実は、そういった温度感覚のずれがあるようです。

例えば、夏でも冬の靴下をはいてたり、夏ズボンと冬ズボンの見分けがつかずに、
気にせず一年中同じものをはいてたり、とかですかね。

自分ではいつも、とりあえず目についたものを身につけるといった感じだったのですが、
母親にはいつも「これ冬物だよ。なんで真夏に着るの」なんて言われてました。

自分では、それが冬物の服だということにも全く気付いておらず。
というか、靴下に夏物も冬物もあるんですか? よくわかりません。

だいたいどこの学校もそうだと思うのですが、今日までは夏服ですとか、
今日から冬服ですとか、制服を着るにあたって、季節にあわせた規則がありましたよね。

僕はあーいうのに嫌いとか好きとかはありませんでした。
しかし、一貫して自分のペースを保ってました。

例えば中学生のころ、夏服シーズンになると、男子生徒はみんなそろって、
春服のときにつけてたネクタイを外して登校してました。

ところが僕は、そのことに無関心だったのか、
それとも今までずっとつけてたネクタイを外すという変化に抵抗があったのか、
皆がネクタイをつけてない中、圧倒的少数派として、ネクタイをつけてました笑

幸いにして、確かネクタイをつけてはならないという校則はなかったように思います。

あと、皆がシャツの第一ボタンを止めていない中、
自分だけしっかり首元まで、第一ボタンを止めてましたねー。

そういうのは時がたつにつれて、和らいでいきましたが、
いまだにバイト先でも、皆同じ服を着てるはずなのに、自分だけ着方が違う!
なんてことで、笑われてしまいますよ。まぁいいんですけど!笑

こんにちわ、まことです。

服装がその人の第一印象を決めることはある程度分かっているものの、
僕はその第一印象に関心がないのか、ファッションに無関心なのか、
服装といったものに無頓着です。

それはファッションが地味だという意味でもありますが、別の意味でもあります。

例えば何でもいいです、何かスポーツをするとします。時間はだいたい2~3時間。
暑い中、外で誰かと一緒にスポーツをするのです。サッカー、バスケ、何でもいいです。

大抵の人は動きやすい格好に着替えたり、そうでなくとも
汗を吸収しやすい格好に着替えたり、風通しのいい服を着るでしょう。

それが社会的常識なのか、そのほうが快適だからするのか、
どちらなのかは僕は分かりません。

分からないので、僕はそういった際も、普段外出する格好でスポーツをします。

「まことは着替えないの?」「その格好でやるの?」と周囲の人に何度も確認されましたが、
僕はいたって平然と「別に気にしないから大丈夫だよ」と答えていました。

周囲の人は、そういった僕のことを気にするんだろうなとは気づいてましたが、
「服貸してあげようか?」と気遣ってもらったとしても、僕は着替えませんでした。

結局、半そでのシャツに長いジーパン姿でスポーツを楽しみました。
(この時はなぜか楽しめたんです。奇跡ですね。)

どうして着替えようとしないんでしょう。着替える理由を明確に知らないからなのか、
汗をかいて気持ち悪いという感覚に鈍いのか、ただめんどくさいだけなのか、
変化が嫌いすぎて、服装をそのたびに変えるというのに抵抗があるのか。

全部当てはまる気がしますが、ともかく、僕は周囲がやっているから自分もこうしよう、
といった感覚が薄いのは自覚しているので、もしもそれが周囲にとって不快に
なるのであれば、もう少し直さないといけないとは思います。

ですが、それが個人の自主性に任される範囲内である場合は、僕は
自分のこだわりや考えに忠実であってもいいんじゃないかと思いました。

ただ、その範囲というものが周囲の人と食い違っている可能性は高い。
考えても考えても、解決方法が浮かびませんね。泣

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