新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

カテゴリ:アスペルガーの色々 > カミングアウト

こんにちわ、まことです。

知り合いがADDでした。
知り合いといっても
アスペ全開で単独行動全開の
学生時代だったので
本当に知り合いかは怪しいですが...笑

深くは関わったことがなかったので
まさかというのが正直です。

というか実は
自分が知り合いと言える範囲内で
発達障害なのはその人が初めてでした。
間接的に聞いただけでしたが
もし直接話していたのなら
実は僕も...みたいになってたのかなと。

発達障害っぽい人はちょくちょくいても
実際に発達障害だと診断されて
かつそれを周りに打ち明けるタイプは
ほとんどいないんですよね。

なので実際はわりといるのに
表面化されにくいのだと思います。

やっぱり障害となったら
できないことがクローズアップされるし
それってやっぱり社会にとっては
できないことが多い足手まとい
みたいになっちゃうから
なかなかカミングアウトしにくいですよね。

できることもまあ普通にあるのに。
むしろできることは本当に
わりと得意な自信ありますよ。
そればっかりやってましたからね笑
(アスペの興味の偏りは、ある分野を極めることにつながります)

ただ、それを生かそうとした時に
コミュニケーションだったり
認知の偏りだったりで
生かしにくかったりするんですよね。

もっとできることが発揮されやすい
社会になったらと思います。

こんにちわ、まことです。

最近、職場にアスペルガーのことを
カミングアウトしたほうがいいのか、ということについてよく考えます。

自分のコミュニケーションスタイルなどは、アスペルガーによるもので、
僕の場合、こういった特性があります、だからこうしていただければ、

お互いにとって仕事がやりやすくなると思います、みたいな感じに。

でも、やっぱり怖いんですよね。
「そんなの、ただの性格でしょ?」「努力で何とかなるんじゃないの?」って言われるのが。

上司には、「今の話し方や人との接し方のままだと、
お客さんに誤解されたりするだろうから、意識して気を付けた方がいい」、と言われます。

既に上司に、「アスペルガーの特性がある」と気づかれてはいるものの、
それが「生まれつきのアスペルガーによるもの」だと伝えれば、関係が円滑になるんではないかと...

やっぱり友達にカミングアウトするのとは全然違います。
友達にカミングアウトしたときは、それがきっかけで関係が悪化するはずないと確信していたので、
そこまで思いつめて話すことはありませんでした。

ただ、今回は職場。
もしかしたら、カミングアウトをきっかけに、異動させられたり、はたまた解雇?だなんて思ったり。

でも、職場の教育係の方は、曖昧な指示や問いかけが多く、
そのため、なかなかお互いの意思疎通が難しい、ということがよくあります。

これが数年続くかも?と思うと、早いうちにカミングアウトするべきなのか、と考えるのです。
でも、デメリットも多い気もするし。やっぱり様子見しかないのかなー。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【大切な3つのこと。その2】
に引き続き、
カミングアウトについて大切だと思うことを書きます。

さて、これまでは、
・LINEやメールで伝える
・本当に信頼できる人だけに限定する
ということについてお伝えしてきましたが、今日は、

・カミングアウトする際の話の切り出し方

について書こうと思います。

ずばり、カミングアウトする際は、いきなり「自分がアスペルガーである」ということを
言わないほうが賢明だと思われます。

僕の場合、カミングアウトした母親と友人3人に対しては、全員、
アスペルガーという確定診断を受ける前の段階で、
「自分がアスペルガーかもしれない」ということについて相談をしていました。

その時の彼らの反応は、
母親「そうなの。たぶん違うんじゃない?ただの性格かもよ」

友人A「確かにまことはそういうとこあるけど、僕は気にしないよ」

友人B「言われてみればそうかもしれないね」

友人C「うわー妥当(アスペの特徴を読みながら)。辛いんだったら、
    軽い気持ちでお医者さんか学校のカウンセラーに相談してみたら?」
という感じでした。

母親以外は全員、わりと僕がアスペかもしれないということに対して、
特に否定することなく、そうかもしれないね、と素直に認めてくれているという点が共通しています。

案外、僕の母親のような反応をする人が多いのではないでしょうか。

「あんまり気にしないほうがいいんじゃない?」
「ただの性格なんじゃない?」

このような反応のほうが、有難いと言う人もいるでしょう。

しかし僕の場合は、友人たちの反応のほうが、有難かったです。

上記のような反応をしてくれたおかげで、本当のカミングアウトをするときも、
そこまで「もしも受け入れてくれなかったらどうしよう」という不安感はありませんでした。

「アスペかもしれない」ということを伝えることで、
「アスペと診断された」ということをカミングアウトした場合、
相手がどのような反応をするかということをある程度予測することができます。

まだアスペと診断されてない人は、

・病院に行く前に、一度誰かに「かもしれない」カミングアウトをしてみる
・その時に反応がよかった人には、確定診断を受けた場合も、本当のカミングアウトをしてみる

既にアスペと診断されている人は、

・診断されてはいるが、あえて「かもしれない」カミングアウトというワンクッションを置く
・その時に反応がよかった人には、日を改めて、本当のカミングアウトをしてみる

こんな感じでしょうか。

以上、アスペルガーのカミングアウトシリーズでした!

明日は、僕のアスペの特徴である、「表情と本当の気持ちが一致しないこと」について書こうと思います。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【大切な3つのこと。その1】
に引き続き、
カミングアウトにおいて大切なことの2つめについて書きたいと思います。

前回は、カミングアウトはLINEかメールでしましょう、ということを書いたのですが、
今日は、どのようにカミングアウトするかという立場ではなく、
誰に対してカミングアウトするか、ということを書きたいと思います。

ずばり、2つめ。

カミングアウトは、本当に信頼できる人に限ったほうがいいと思います。

これが職場の理解を得るため、という場合などはまた違ってくると思うのですが、
あくまで僕は大学生なので、色んなことを相談するためであったり、

自分だけで抱えているのは何となく辛いという思いがベースにある
カミングアウト、という位置づけになってます。

同じように、誰かに自分がアスペルガーであるということを伝えて、
困った時に相談できるようにしたい、思いだけでも共有したい、という人は、
1人か2人でもいいと思うので、同世代の友人にカミングアウトしてみましょう。

僕は3人の友人に今のところカミングアウトしていますが、
彼らの特徴として、

・今までお互いに色々と楽しいことも苦しいことも共有してきた
・比較的頻繁に(月に1回とかでも)連絡を取り合う仲である
・自分の良いところも悪いところも知ってくれている

というのがあります。

そして、上記のことから、彼らのことを僕は信頼しているので、カミングアウトしました。

特に、自分のことを深く知ってくれていると、カミングアウトした場合、
僕のどのような行動がアスペっぽいかを客観的に教えてくれたりするので、
今後に役立ったりします。

また、定期的に連絡を取り合うような仲だと、
万が一アスペの2次障害が出たときなんかも、相談できるんじゃないかと思います。

なかなかそこまで信頼できる人は少ない、という人もいるかもしれません。

その場合は、無理にそこまで深い関係ではない友人にカミングアウトして、
あまりきちんと話を聞いてくれなかったり、理解を得られなかったりするよりかは、
友人ではなく家族にカミングアウトする、というのも十分考えられるでしょう。

ただ、家族だからこそ言いにくいこともあるんじゃないでしょうか。
僕の場合は、色々あって父親にはまだカミングアウトしてませんし、
母親に言うときも、友人に言うときの何倍も戸惑いました。

なるべく友人にカミングアウトし、家族に対しては言える範囲で言う、
というスタンスで僕はいいんじゃないかと思います。

やっぱりカミングアウトするうえで、人を選ぶということはすごく大切です。

さて、カミングアウトで大切なことの3つめですが、9月27日に更新予定です。
明日はまた別の内容の記事です。

こんにちわ、まことです。

今日は、カミングアウトという色々とデリケートな部分において、
こんな風にしたら、自分にとっても相手にとっても、今後のためにつながるカミングアウトになりますよ!
というのをお伝えしようと思います。

今日はまず1つめです。
ずばり、カミングアウトは、LINEやメールを通して行いましょう。

僕も、母親を除く友人3人に対しては、全員LINEを通してカミングアウトしました。

どんな相談事や、簡単には話しづらいことって、
やっぱりいざ面と向かって言うとなると、ちょっと緊張してしまいますよね。

それに、ただでさえアスペさんって、会話に苦手意識を持っている人多いと思います。
でも、文章でなら上手く表現できるアスペさんは多いと聞きます。

こういう特性を考えたら、やっぱりLINEでカミングアウト、というのは
ものすごく精神的な面でもやりやすいと思うんです。

LINEをやってない人もいると思うので、メールでもいいでしょう。
ただ、LINEだと既読スルーを気にする人もいるかもしれません。

そういうのが面倒くさい! きちんと考えて伝えたい!という人は、
LINEよりもメールのほうがおすすめかもしれません。

僕の場合、そういうスルーとかはどうでもいい~と考えてるので、
LINEでも特にそういうことは気にせずに、カミングアウトしました。

あと、カミングアウトされる側の立場からしても、
いきなりアスペルガーだということを伝えられると、驚いてしまうこともあると思います。

そういう驚きを、仮に当事者側が察知してしまったりしたら、
何となくその場は気まづくなって、ますます話しづらくなります。

なので、相手の表情などが分からない、
LINEを通してのカミングアウトというのはやっぱりお勧めなんです。

それに、カミングアウトされる側も、冷静に事情を理解した後に、
色々と考えて返事もできると思います。

僕自身、最初はこんなこと話して大丈夫だろうか。。。と思いながらカミングアウトしましたが、
対面ではなかったので、わりとリラックスしてできました。

さて、明日の記事は、大切なポイントの2つめですー。

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