新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

カテゴリ:アスペルガーの色々 > カミングアウト

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【友人編その2】
に引き続き、
今回も友人へのカミンアウトについです。

今日は、友人Cへのカミングアウトについてですが、
これまでの記事にでてきた友人Aや友人Bとは違い、
いわゆる平均的な定型発達に限りなく近い人という感じです。

ちなみに友人C、アスペの自己診断テストは、確か8点とかでした笑
どうしたらこんな点数とれるんだか。

そして、こんな定型発達の友人Cでも、僕と仲良くしてくれてるということが、
今思えば本当に、友人Cがどれだけ器の大きい人間か、ということを
表してるんじゃないかと思います。

まぁ、友人Cいわく、
「まことは変わってておもしろいから仲良くしてる」らしいのですが笑

さて、そんな友人Cに、僕がアスペかもしれないということを相談すると、
「たぶんそうじゃない?当てはまるとこすごく多いし」
と、わりとあっさり回答してくれました。

まぁ、今まで友人Cには、正直に僕が直すべき性格について伝えてもらってたので、
それを踏まえれば、この回答は適切なものだったと思います。

それで、確定診断を受けたことを話すと、
「よかったねー」
とのことでした。

よかったのか悪かったのかはさておき笑、
あまり気にしてないようだったので、これからも今までどおりの関係でいれそうです。

カミングアウトするにあたって、僕は正直いって、
アスペだからこんな風に気遣ってあげようとか、そういう風には思ってほしくないです。

今までどおりの関係で、普通にいてくれればそれでいいです。

ただ、もしも仮に、アスペの特性のせいで、相手を振り回してしまってたのなら、
それはアスペルガーによるものだ、ということを伝えるだけでも、
相手にとって精神安定剤になるのかもな、と思ってます。

さて、明日はこれまでのカミンアウトシリーズを踏まえたうえで、
カミングアウトにおいて大切な3つのポイントをお伝えしようと思います。

というのも、これらのカミングアウト記事を掲載し始めて以来、
いつもよりも多くの読者さまが定期的にブログを訪問してくださってるからです。

カミングアウトについて色々情報がほしい人が多い、ということでしょうか。
今回で終了予定だったこのシリーズも、しばらく延長しようと思います。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【友人編その1】
に引き続き、
アスペルガーを友人にカミングアウトした時の話です。

今日はどっちかといえばアスぺよりの、友人Bの話です。
前回の記事の友人Aもそうですが、友人Bも親友だと思ってます。

ちなみにアスペよりと書いた理由は、友人Bにアスペの自己診断テストをやってもらった時、
確か40点くらいと、ボーダーラインを余裕で超えてたからです!笑

さて、そんな友人Bに、「アスペルガーと診断されちゃった」と言ってみました。

友人Bは、アスペルガーか何かあまり分かってないようだったので、
僕は簡単な説明をしたあとに、自己診断テストをやってもらいました。

すると「俺もアスペルガーかもしれない」と、
まさかのお仲間誕生??とも取れなくないような発言をしてくれました。

まぁあの自己診断テストで高得点ですからね。
僕の33点なんて、正直いってまだまだありふれたものだと思いますよ。

そして、「確かにまことは、そういうとこあるよ」と言うとともに、
「でもまことくらいでアスペなんだね。なんかちょっと意外かも」
とも述べてくれました。

アスペ傾向のある友人からすれば、
僕はアスペと確定診断されるほどの領域には達してないということでしょうか。

ともかく、カミングアウトするとすれば、自分と同じような傾向、
つまり「この人若干アスペっぽいかも?」と思えるような人にしてみれば、
わりと理解が得やすいというか、共感してくれるとこもあるのかもしれません。

次回は、大学生時代からの友人Cへのカミングアウトについてです。

こんにちわ、まことです。

前回の記事
アスペルガーのカミングアウト【母親編】
に引き続き、
今日もアスペルガーのカミングアウトについて。

改めて書きますが、僕がカミングアウトしたのは、
・母親
・友人3人
です。

その友人の内訳をかくと、
・小学生時代からの友人A(定型発達よりだが個性的)
・中学生時代からの友人B(アスペ傾向あり)
・大学生時代からの友人C(完全なる定型発達)
です。

今日は、友人Aへのカミングアウトについて。

Aとは10年くらいの友人関係になるので、お互いのこともある程度分かっているようで。

「アスペルガーなんだよー」と僕が言うと、
「確かにそういうとこあるな~」と、客観的な意見を述べてくれました。

「でも、僕はそういうまことの個性がいいところだと思うから、大丈夫だよ」とも言ってくれました。

そのあと、僕のどういうところが友人Aは気になっていたのか、
具体的な例も交えて色々と説明してくれました。

僕が忘れていた小学生時代についても、
どういうところがちょっとおかしいと思ってたのか、包み隠さず話してくれました。

そのおかげで、僕が他人からどのように見られていたのかだいぶ分かってきました。

そして、それまで僕が友人Aや周囲の人に対してどのような言動をしていたのか、
その言動によってどんな影響を友人Aに与えていたのかが分かって、
何となく申し訳ないような気持ちになってしまいました。

それでも、僕のそういうアスペの特性を、好いてくれると言ってくれた友人です。

ちなみに、友人Aにはアスペの自己診断テストもやってもらいましたが、
ボーダー33点のところ、確か15点くらいだったような気がします。

友人Aも、僕と同じように風変わりなところが少しあって、だからこそこれまで
人間関係を続けてこられたんでしょうが、やっぱりアスペとは違う風変わりさのようです。

変わってる人は世の中にたくさんいますが、
それがアスペとは違う個性という例もたくさんあるのでしょう。

次回は、僕と同じくアスペ傾向ありの、友人Bへのカミングアウトです。

こんにちわ、まことです。

僕のことをアスペと知っている人は、医者を除いて現在4人います。

1人は母親、あとの3人は特に仲のいい友人です。

この人たち以外に話そうという考えは、今のところありません。
(父親に話そうかどうかは、今後検討中です)

今回の記事では、母親へのカミングアウトについて書きます。

母親に自分がアスペかもしれないと相談したのは、
初めて病院に行く前日でした。

アスペの確定診断のためには、親と同伴で病院に行く必要があると思ってたので、
どうせいつか言うんだったら今言おう、という感じでした。
(結局、親の同伴は不要でした)

元々「あんたは言葉遅かった」
「小1のとき、担任に場に合った行動ができてないって注意された」
ということは聞いていたので、

その話を最初にしたうえで、
「アスペルガーって知ってる?実はそれかもしれないんだよねー」
ということを、何となく切り出してみました。

母親は、「うそー!?」みたいに軽く疑ってましたが、
自閉症スペクトラムの自己診断テストを一緒にやると、

母親が15点だった一方で、僕の点数はその2倍以上だったので、
「んー、もしかしたらそうなのかなー」みたいな雰囲気になってきました。

で、僕が普段から自覚しているアスペの特徴(空気読めないとか)を話してみると、

「え、そうなの?家ではあんまりそんなことないけど。。。」と言われ、
「あんたは家では勉強してるか、一人で何かしてるかがほとんどだからねー」
と付け加えられてしまいました泣

やっぱり、母親としては信じたくなかったようです。

そのあと、
「でも実は、あんたが幼稚園入園前、発達障害かもしれないって言われたんだよね」
と、仰天の発言をされ、
「え、何それー! それを早く言ってよ笑」
と、こちらもますます、アスペ濃厚高まったじゃんと思わざるを得ず。

1時間くらいあーだこーだと話し続け、
「とりあえず明日病院行ってくるから」
と僕が付け加えると、
「そう。わかった」
と、あっさりその日のカミングアウト会議は終了。

で、その翌日、アスペルガーの確定診断を受けるのですが、
そのことも当日に話しましたが、アスペ疑惑について話した時とあまり反応は変わらず、

「そうなの。でも軽度なんでしょ~?」

と、まだまだ僕がアスペということは信じたくないようでした笑

まぁそりゃそうですよね。自分の子供に障害があるなんて、信じたくないのは当たり前です。
軽度といわれれば、なおさら誤診なのではないかと思ってしまうかもしれません。

「お医者さんに、学生の間は問題なくても、社会に出たら問題を起こすからって言われた」
ということを報告すると、
「なんか心配になっちゃうわー。。。」
と、心配させてしまいました。

まとめると、
・いまだ僕がアスペだということは完全には信じきれてなさそう
・僕が社会に出ることをこれまで以上に心配するようになった

そして付け加えると、
・今更ながら、社会常識などを僕に教え込むようになってきた

という感じですかね! 

次回は、友人へのカミングアウト編です。

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