新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

カテゴリ:アスペルガーの色々 > アスペと自分

こんにちわ、まことです。

僕は小学生のころから、勉強だけは得意でした。

というか、特別頭がよかったわけではなかったのかもしれないのですが、
学校では友達と遊ぶよりも勉強、みたいな時期があったくらい、

勉強してるほうが楽しいって思ってたこともあったので、
そういうふうな生活をしていると、必然と成績も上がっていったのかもしれません。

中学生の時は、だいたいいつも学年10位前後でした。
一度3位をとったこともあります。

高校生の時は、苦手な理数系科目が足を引っ張るようになりましたが、
得意な英語では、いつも学年でトップクラスの成績でした。

というか実は、親に「勉強しなさい」と言われたことが一度もありません。
今思えば、そんな子なかなかいませんよね笑

さて、そんな風に、いわゆる「頭のいい子」みたいな印象を持たれてしまうと、

「この子、頭はいいのに協調性ないよね」
「この子、頭よすぎるから、皆が知ってることを知らないんだろうか」

「この子、勉強ばっかしててなんか話しにくいな。頭はいいんだけど」
「まことくん、頭はいいんだから、これくらいはすぐにできるようになるよね」

こんな風に思われてるんだろうなだと、周囲の反応を察知して子供ながらに感じてました。
また、実際に言われたことも、何度かあったように感じます(特に最後のやつ)。

発達障害って、たぶん得意なことと苦手なことの差が激しいんだと思います。

しかも、普通の人が得意としていることを、アスペの人は苦手としていて、
普通の人が困難を感じるところを、アスペの人は軽く成し遂げてしまう。

これでは、周囲から誤解されても仕方ないのかもしれません。

僕自身も、自分がアスペルガーだと知るまでは、

「中途半端に勉強ができるだけで、後の能力は欠陥してる」
なんて自己否定に数えきれないくらい陥ったこともありました。

そして、そういった能力の低さが、アスペルガーというものに由来していると知り、
自分がダメ人間である原因がわかったというか笑

あーそうなんだー、だったら仕方ないな、って。

今は前向きに、自分のどういったところが強みで、どういったところが弱みなのか、
知っていこうという気持ちになれています。

もはやアスペらしさを改善するだけじゃなくって、アスペだからこその強みを
伸ばしていけば、今後より生きやすくなるんじゃないかと思うようになってきました。

こんにちわ、まことです。

僕の脳には、水がたまっています。
中学生の時にMRIで脳の画像をとる機会があり、それがきっかけで発覚しました。

その時は、別の症状というか気になることがあって病院に行ったのですが、
そのことに関しては特に異常はありませんと言われました。
「ですが...」と付け足されたあとに、「脳に水がたまっているんですよ」と言われました。

今でもはっきりと覚えています。自分の脳の画像です。
確かに画像の一部に、白いボールみたいなのがあるんですよね。
ものすごくはっきり見えました。それが水らしいです。

画像の右上の部分にあったんですが、それが脳のどこの部分かは覚えてません。

「水が同じようにたまってても日常生活を普通に送ってる人はたくさんいるので問題はないです」
と、その時はお医者さんに言われたので、特に意識せず今まで暮らしてきました。

「あまり頭をぶつけないほうがいいです(水が増えてしまう可能性がある)」とは注意されたので、
元々体は色んなとこにぶつけやすいほうなので、気をつけないと、と思った記憶があります。

でも、自分がアスペだと知ったことをきっかけにこのことを思い出し、
もしかしてこの水って、アスペに関係あるのかな、と思いました。
脳の先天性の障害なんだから、関係あってもおかしくないですよね。

だって水があったら、脳が圧迫されたり、本来機能すべきはずのとこが、
水で埋まってて機能しにくかったり、というのは素人ながら予想はできます。

今度病院にいったら、聞いてみようかな。

もしもこのことについて詳しい人がいたら、教えてもらえると助かります><

こんにちわ、まことです。

もし自分がアスペルガーとして産まれていなかったら。
もし自分が定型発達として産まれていたら。

全く違う人生になっていたんだと思います。
良い意味でも悪い意味でも。

もしもアスペルガーをその人の個性とみなすのであれば、
僕自身はこの個性にすごく誇りを持っていますし、
人とは違う感覚や考え方を持っているからこそできたこともあったので、
もう一回今の自分で産まれてみたいな、と思っています。

でも、時々思います。

もしも、もうちょっと相手の気持ちを思いやれて、
もうちょっと分かりやすく話すことができて、
もうちょっと自分に自信を持つことができたら。

欲を言うなら、恥をかかないくらいに運動ができて、
周囲に迷惑をかけないくらいに融通がきいて、もう少し器用だったら。

教えてもらわないと自分で判断できない今の自分じゃなくて、
ある程度自分で考えて物事を判断できるようになれたら。

隣の芝生は青いといいますが、自分とは両極端な人たちを見ていると、
時々どんな人生になっていたんだろう、と思うことがあります。

うらやましいという気持ちだけじゃなくて、そういう風に、世間のニーズにあった
個性を持っていたら、どういう人生を歩むことになるんだろう、という興味でしょうか。

僕は昔から、「自分にしかできないことがしたい」と漠然と思ってました。
そうじゃないと、自分に生きる意味はないと、中学生ながら考えていました笑

アスペと診断されてから1か月が経ちました。
世間では少数派であるアスペだからこそ、自分にしかできないことがしたいな、と。
そんなふうに考える休日の午後でした。

甘いですね。人生なめてまーす。笑 
でも学生の間くらい、人生なめさせてください!笑

こんにちわ、まことです。

さて、僕はアスペルガーというものがこの世に存在するということを、
つい数か月前まで知りませんでした。

知的障害や自閉症は一応知ってはいましたが、
自閉症のことを、本当に「殻に閉じこもっている人のこと」と思っていましたし
(今ではこれが間違いだと分かっています)、ADHDや学習障害、
といったなかなか気づかれにくい障害に関しても、無知でした。

自分がアスペルガーと知ったきっかけ。
これはまさしく、就職活動でした。

面接が上手くいかない。どうしてだろう。
そんな思いで、いつものようにスマホをいじっていたら、アスペルガーの文字が。

そこに書いてあったことと、自分とが見事に一致していて驚いたことを覚えています。

そして、「まことみたいな人に会ったことがない」と言われるような僕ですが、
僕と同じような人が世の中にはたくさんいるということを初めて知りました。

それ以来、発達障害についてひたすら調べまくりました。
自分はもしかしたら違うかもしれない、でも調べれば調べるほど、
自分がここに当てはまる、というのが何となく一番しっくりくるような気がしたのです。

気になってしまうと、とことん知りたくなる性格なので、そのままの勢いで
病院を予約し、そしていつのまにか、アスペルガーと診断されていました。

アスペルガーは自閉症スペクトラムとみなされているため、
必然的に僕は自閉症についても色々と調べることになりました。

これまで自閉症に対して自分自身が持っていた偏見や、全く知らなかったことなどを
知っていく中で、アスペルガーに対して偏見を持っている人、その存在すら
知らない人などに、もっとこの発達障害というものを知ってもらいたいと思うようになりました。

このブログが、誰かにとって、アスペルガーを知るきっかけとなることを願います^^

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