新社会人を目指すアスペルガーのブログ

大学4年の時にアスペルガー(今でいう自閉症スペクトラム)と診断され、今は社会人8年目です。社会で辛い思いをしている発達障がいの方に、「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」と安心してもらえるようなブログを目指して始めました。先日社会福祉士国家試験に合格し、発達障がいのある方も対象にした就労支援に携わることになりました。

カテゴリ:アスペルガーの特性 > 視線が合わない

こんにちわ、まことです。

更新がだいぶ不定期になってきてますが、それでも見に来てくださる方がいて、嬉しいです。
寒くなってきましたが、皆さんお元気でしょうかー?

さて、アスペさんって、相手の目を見て話さないのが特性としてあるんですが、
断言します! これ、努力すれば、ちゃんと相手の目を見れるようになります。

実際、僕自身がここ最近、相手の目を見て話せるようになってると感じます。

まだまだ、意識しないと見れてないことも多いですが、
意識してる間は見れるようになってきたと思います!

感覚的には、昔相手の目を見る割合が10%くらいなら、今は30%くらい?笑

そしてこの割合が上がっていくたびに、周りの定型発達の人は、
びっくりするくらい僕の目を頻繁に見て話してるんだなーと。

だって、僕が意識して相手を見て話すときはほぼ確実に、相手もこっちを見てるんです。
え、これって定型発達さんからすれば当たり前ですか?笑

つまり、僕の周りの定型発達さんが、僕を見て話をしているときは、
定型発達さんにとって期待はずれな視線の合わせ方を僕はしていたのかもしれないですね。

でもやっとこさ、30%くらいまでには合わせるようになってきました。

正直、相手の目を見て話す必要性というのを本当の意味では理解できてないものの、
たぶんですが、目を見て話すのは、「あなたの話に関心がありますよ」ってことの表れなんでしょうか。

そういう、言外の動作で、相手に意思を伝えるっていうのは、
アスペさんには習得しにくいことかもしれませんが、意図的に相手の目を見ることはできます!

ちょっとずつ練習していけば、慣れるようになるので、お試しを。
相手の目を見るだけでも、だいぶ人間関係が良好になるんじゃないかと感じます。

定型発達さんは、おそらくそういうのを無意識的にやってるだけで、
アスペさんは、そういうのを意識的にやっていけば、この「視線合わない」問題?
に関しては、クリアしやすいところなんじゃないかなーと思います。

こんにちわ、まことです。

まず最初に簡単なお知らせです。

このブログでは、僕あてに非公開のメッセージを送る機能があるのですが、
メッセージをくださった場合、メールアドレスの記載がなければ、返信できないことがわかりました。

先日メッセージをくださった方々、返信ができておらず、すみません。
しかしきちんと読ませていただいています。

もしも返信を今後希望する方は、メールアドレスを明記のうえ、もう一度メッセージをお願いします。
メッセージは非公開、つまり他人に公開されたくない内容、と僕は考えているので、
メッセージに対する返信を、ブログ上で行うことは一切ありません。ご了承ください。

さて、ようやく今日の本題です。

数日前に、アスペの人は視線が合わないといったことについて記事を書いたのですが、
だったらどこを見てアスペの人は会話をしているのか、という疑問がでてきますよね。

この前ゼミ(大学での少人数授業)があったので、その時に
どこを見て自分は他人と話しているのか確認してみました。

すると、だいたい3つのパターンがあることがわかりました。

【下らへんを見て話している(うつむいてる)】

もう完全にその人の顔を見てませんね、これは。
見ているとしたら、その人の上半身の下あたりくらいは見てると思います。
だからって、別にその人のことが嫌いなわけじゃありません。

一瞬だけ連絡事項を伝えるときだったり、短いやりとりだと、
下のほうを見て話してしまうことが多いように感じました。

なんでしょう。相手の話を聞くときに目を見て聞くことよりも、
自分の話を相手に伝えるときに相手の目を見るほうが、苦手だと気づきました。

【前を見て話しているが、その人の顔は見ていないことが多い】

何となくそこらへんに目線はいってるんですが、誰かを見てるわけじゃありません。
目があうこともありますが、それも基本的に一瞬。

ずっと見ているのはダメだということは知ってるので、
ちらっと目があったら、すぐにそらしてしまうという感じです。

だから、なんでこの人すぐに目をそらすんだろう、と思われてるかもしれません笑

【意識して相手と目を合わしている】

たぶん今は目を合わせて話したほうがいいんだろうなと思えば、
なるべくですが自然に目を合わすようにしています。

でも、どれくらい長く見たらいいのか分からないので、
普通のアイコンタクトがとれているのかは分かりません笑

そしてこういうときは、「目を見よう」と頭の中で考えているので、
話の内容に集中しづらいなと感じます。

正直いって、相手の目を見ないほうが、話しやすいと感じることもあります。

こんな感じでしょうか。
案外説明するのが難しかったです笑 分かりにくかったらすみません。

こんにちわ、まことです。

アスペの人は、会話の時に視線があいません。
診断の際も、この「視線が合わない」というのは公式的な項目の一つに入ってます。

決して必須項目ではありませんが、視線が合わないというのは
アスペルガーの人の大きな特徴といっても過言ではないかもしれません。

実はこれに関して、僕はあまり自覚症状がありませんでした。
なぜなら、普段から「人と目を合わそう」と意識して話す人なんていないし、
僕がどれくらい人の目を見ているかだなんて、考えたこともなかったからです。

でも、僕もどうやら人と視線を合わさないようです。
最初に気付いたのは就職活動の面接がきっかけでした。

「面接官の目を見て話す」ということに、なぜかすんなりなじむことができず、
面接官の手元にある資料に目がいったり、
仮に目を見て話せても、途中で疲れてしまったり。

でも、それは結局自分の観点からみた考えで、
人から「視線が合わないよ」と注意されたことはなかったように記憶しています。

しかーし。
とうとう、その特性が出ていることについて注意されてしまったのです。

それはやっぱりバイト先でのことでした。
先輩と資料を見ながら今後の予定について打ち合わせをしていると、

「まことくん、さっきから私と長いこと話してるけど、一回も目があってないよ。
 お客さんと話すときも、そうやって話すの? 意識して人の目を見て話すようにしてね」

と言われてしまったのです。
別に怒られたとかじゃなく、軽い注意くらいでしたが、
あー、やっぱり僕は人の目を見て話せてないんだ、と気付きました。

それまでは、あまり自覚はありませんでした。
それもそのはず。

人の目を見て話さない限り、相手が自分の目を見ているかどうかも分からず、
自分が他の人と比べて視線を合わせるほうかどうかということも気付けないのです。

だから、アスペさんって案外、
自分が視線を合わせて話していないことに気づいてないように思います。
自分で気づけることじゃありませんから、これは。

またいつか、どうしてアスペさん(僕を含め)は人の目を見て話さないのか、
ということについて書いてみようと思います。

現時点で僕に関していえることは、決して人の目を見るのが不安というわけじゃなくて、
人の目を見て話すことの必要性を感じていない、ということだと考えてます。

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